No.1 局部磨製石斧 [神子柴遺跡 石器カタログ]

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器種名:局部磨製石斧
石  材:凝灰岩
法  量:最大長22.05cm、最大幅7.50cm、最大厚3.70cm、重量734.1g。
番号他:遺物番号MA6。重要文化財指定名称No 「局部磨製石斧1」
説  明:
1は凝灰岩を石材とした局部磨製石斧である。全面が2次調整剥離面に覆われているため素材はわからない。背面(A)に面的剥離を施した後に、同面に研磨を施しているが、刃部全面には及ばず、部分的研磨である。線条研磨痕は石器長軸に対して斜めや垂直方向が見られ、凹面まで入りこんでいる。
背面研磨の後に、幅2mm程度に側面を研磨した可能性がある。腹面への研磨は認められない。
平面形は基部よりも刃部がわずかに幅広い短冊形を呈しており、最大幅は刃部近くにあり、刃部は直線的である。側面形および刃部側面形の最大幅は中央付近にある。横断面形は背面側が山形、腹面側が平坦に近い凸状を呈している。
[コピーライト] 上伊那考古学会 無断使用を禁ず

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